コミックレビュー
最新刊を読んだ。
もうクライマックスだなと感じた。
クライマックスだとみせかけて、結局終わらない作品てけっこうあるけど、この作品に関してはきっちりと線をひいてほしいなと思った。人気作品になればなるほど、どうしても商業的なにおいがまとわりついて、作者個人の意志ではどうしようもないときもあるのかもしれないけれど・・・。
作品のつくりはとてもオーソドックスだ。二人のナナを中心に話は展開するが、周りの登場人物のエピソードもたいへん多く、そして長く、スポットライトが順番に当てられていく。
加えてこれも最近のはやりだけど、時間軸がけっこういじられていて、現在から過去のことを語っている。プラスその現在もすこしずつ進行している。
BECKと同じで音楽が一つの大きな要素だけど、個人的には音を感じない。
僕がこの作品に魅力を感じているのは、登場人物たちのリアルな言葉だ。自分にとっても真実だなと感じる言葉がいくつもちりばめられている。そしてその度に心が痛くなる。
映画化もアニメ化もされて、ものすごく売れているコミックだけど、テーマも、内容も暗い。セクシャルな描写も多い。
それなのに売れているのは、たくさんの人の共感を得ているからであって、裏をかえせば、そういった問題を抱えている時代なんだろうなと思った。
こんな長々書いたけど、パラキスの方が好きです。
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